2025年12月10日
2025年11月20日(木)、英皇娱乐官网,英皇娱乐平台理工学部データサイエンス学科准教授 小松佑人が、非画像情報を用いた脳機能領野の推定法(特許第7250279号)について、令和7年度関東地方発明表彰「発明奨励賞」を受賞しました。
本発明表彰は、各地方における発明の奨励?育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的として1921年に創設されたものです。全国を8地方に分け、各地方において優秀な発明、考案、意匠を完成された方がた、発明などの実施化に尽力された方がた、発明などの指導、奨励、育成に貢献された方がたの功績を称え顕彰するものです。
本発明は、脳状態を推定する情報処理システムに関するものです。脳梗塞などの脳血管障害の患者さんに対するリハビリテーションの現場において、患者さんのモチベーション向上が課題となっています。そのため、リハビリテーション効果を患者さんにフィードバックすることが望ましいと考えられます。患者さんや医療スタッフなどへリハビリテーション効果を早期にフィードバックするために、脳状態を可視化し、リハビリテーションプログラムの最適化により、リハビリテーションを効率化することが課題です。患者さんや医療スタッフにリハビリテーション効果をフィードバックするためには、たとえば患者さんの脳状態の詳細を、MRI(Magnetic Resonance Imaging)やCT(Computed Tomography)による検査を行わなくても、簡便な検査で脳状態の詳細を把握できるとよいと考え、被検体の脳状態を推定可能な情報処理システムを提供する方法を発明しました。
小松准教授の今後のますますの活躍が期待されます。